森の芸術祭の会場となる県北では準備が進められています。津山市の観光施設、「城東むかし町家」では9月19日、作品制作の様子が報道陣に公開されました。

江戸時代の風情を残す「城東むかし町家」。ここで作品を作るのが大阪府在住の華道家の片桐功敦さんです。津山の特産である小麦を大量に使って自然の力と町家の温かみが融合する空間を作り独特の世界観を表現します。

(華道家・片桐功敦さん)
「今回のテーマは風土。今回使っている津山の麦、歴史ある建物が出会っていく風土がテーマだと思う」

自然との関わりをテーマに国内外で多くの作品を発表してきた片桐さん。現代アートという表現方法で津山の自然や文化の魅力を広く発信します。

(華道家・片桐功敦さん)
「私たちが提案した津山の面白い所や美しい所を地元の人が再発見し、それを伝え続けていく一助になれば」

瀬戸内の島の魅力を世界に発信してきた瀬戸内国際芸術祭のように、森の芸術祭も地域の魅力を再発見するイベントとして期待が高まっています。

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