お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(60)から性的な行為を強要されたとする女性の証言を報じた週刊文春の記事を巡り、吉本興業は24日、公式サイトで対応を発表した。同社によると、松本さんを含む100人以上のタレントらに聞き取りをしたが、詳細の公表の予定はないという。
- 松本人志さん報道で吉本興業、「事実は一切ない」→「確認進める」
サイトによると、昨年12月以降、タレントらに外部の弁護士を交えて聞き取りを行った。「不快な思いや精神的苦痛を受けた方がおられたのであれば申し訳ない」といった声があり、「時代に寄り添う意識の醸成・徹底を図る必要性を痛感している」という。今後は、ガバナンスやコンプライアンス体制を強化し、「随時、所属タレントに対するヒアリングを実施し、全社員・全所属タレントへの指導及び教育を徹底していく」などとしている。
松本さんは発行元の文芸春秋などに名誉毀損(きそん)による損害賠償と訂正記事の掲載を求める訴訟を1月に起こした。同社も報道を受け、同月に関係者への聞き取り調査で事実確認を進めていると発表していた。広報担当者は朝日新聞の取材に「係争中でもあり、調査結果については公表の予定はない」と説明した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。