俳優・歌手の菅田将暉さんが9月16日、東京・国立代々木競技場第1体育館でライブツアー「菅田将暉LIVE 2024“SPIN”」の千秋楽を迎えた。自身最大規模のアリーナライブで、大阪城ホール(大阪市)と東京の2会場4公演で延べ3万5000人を動員した。
2009年に「仮面ライダーW」で俳優デビューした菅田さんは、17年にソロ歌手として活動を開始した。19年にNHK紅白歌合戦に初出場し、ドラマや映画の主題歌も歌う。
今回は7月リリースの3枚目のアルバム「SPIN」(ソニー)を引っ提げたツアー。16日の公演には9000人のファンが詰めかけた。
1曲目、アルバム収録曲「谺(こだま)する」を歌う菅田さんは、背後からの照明で終始シルエット姿だ。「東京!」と叫んで2曲目に突入。それとほぼ同時に照明が菅田さんの顔を浮かび上がらせると一層の歓声がわき起こった。
4曲目を終えて菅田さんは語った。「前のツアーは(客席での)声出しとかできなかったんだけど、今日はお客さんが『わーっ』って叫んでいるのを聞けてすごくうれしい。しっかり対話できればと思います」
菅田さんの歌唱は、曲が進むにつれて徐々に調子を上げていく。アリーナ中ほどのステージでは映画「STAND BY ME ドラえもん2」のエンディングテーマ「虹」をしっとりと歌い上げた。
俳優生活15周年。菅田さんは「すごく、またライブがしたいと思っている。もちろん俳優業も頑張りますけど」とおどけてみせつつ、音楽活動への更なる意欲をにじませた。「いつか、今日の高揚感がまた、新しい曲になればいいなと思いました」【西本龍太朗】
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