【ニューデリー時事】インドの首都ニューデリーで28日から、日本アニメをアピールする大規模な展示イベントが2日間の日程で開かれた。人口14億人超の巨大なコンテンツ市場攻略や、アニメをきっかけとした交流人口拡大が狙い。日系企業に勤める有志が企画し、日印両政府が後援した。
「メラ!メラ!アニメ・ジャパン!!」と題し、ショッピングモールを会場にアニメ映画の上映会やコスプレショーなどを実施した。「メラ」はヒンディー語で縁日などの意味。日本の企業や大学もブースを構え、多くの来場者が詰め掛けた。
東大大学院の井上信多郎さん(23)はアニメ映画「すずめの戸締まり」に登場する3本脚の椅子のキャラクターを自作ロボットで再現し、会場を沸かせた。市場に日本アニメの海賊版や偽物があふれる中、実行委員会の滝俊介さん(45)は「本物に触れる機会をつくりたかった。アニメという日本の最強コンテンツを熱心なファン以外にも知ってほしい」と話した。
人気漫画・アニメ「ONE PIECE(ワンピース)」のファンという高校生イヤナ・ダスさん(15)は「とてもすてきなイベント。もっと開いてほしい」と目を輝かせた。
28日、インドの首都ニューデリーで開かれた日本アニメの展示イベントで、コスプレ姿を披露する来場者
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。