古代エジプトの遺跡から発掘された王族の遺物や装飾品などを集めたコレクション展が、鳥取市の県立博物館で開かれています。

黄金のマスクに、黄金マスク独特の模様があしらわれた人型の棺。鳥取市の県立博物館で開かれている「古代エジプト美術館展」です。
東京の「古代エジプト美術館渋谷」が所蔵する1000点を超えるコレクションの中からツタンカーメンの指輪など世界的に貴重な遺物をはじめ、彫刻や装飾品など約200点を展示。山陰では初めてのコレクション展です。
会場に並ぶのは、最も古い約5000年前のレリーフや、神殿の大きさを感じさせる太さ約1・4メートルの大理石の柱、それに象形文字「ヒエログリフ」が刻まれた石版など、いずれも遺跡から発掘された貴重な実物で、古代エジプトの文化に触れ、当時の人々の暮らしぶりを垣間見ることができます。

来館者
「ミイラとピラミッドのイメージが強かったが、副葬品などをいろいろ知ることができて大変貴重な機会をいただきました」
「本当に繊細で良い作品だと思います。実際にエジプトにも行きたいなと思っています」

鳥取県立博物館・小山浩和さん
「ある意味、美術鑑賞品としての楽しみ方もできますし、歴史資料としての楽しみ方もできるかと思いますので、みなさんそれぞれの楽しみ方をしていただければと思います」

「古代エジプト美術館展」は、鳥取市の県立博物館で5月12日まで開かれています。

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