宮崎県門川町を舞台にした宮崎のご当地ヒーロー映画「天孫降臨ヒムカイザー THE MOVIE それぞれの絆」(60分)が第19回ロサンゼルス日本映画祭(9月開催)で特別賞「ベストヒーローアワード」を受賞した。ヒムカイザーと製作関係者らが2日、河野俊嗣知事を表敬訪問し、報告した。
ヒムカイザーは、宮崎に伝わる神楽や神話をモチーフにして2010年から活動し、子どもたちに人気のご当地ヒーロー。映画は「こどもの夢応援プロジェクト」として企画され、2022年12月~23年5月に町内各地で撮影され、同年8月に公開された。キャストやスタッフに県民や子どもたちも加わった。
授賞式に出席したエグゼクティブプロデューサーの坂元英司さん(66)によると、日本の神話を題材に日本人の持つ絆という感覚を表現したメッセージ性が評価されたという。
門川町の山室浩二町長は「非常に光栄であり、これを契機に町と宮崎県の魅力を国内外に向けて発信していきたい」。ヒムカイザーは「今後も多くの人に喜んでもらえる何かができるといいな」と話した。【下薗和仁】
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