第67回群像新人文学賞は那覇市出身の豊永浩平さん(21)の小説「月(ちち)の走(は)いや、馬(うんま)ぬ走(は)い」に決まった。主催する講談社が23日、発表した。豊永さんには賞状と賞金50万円が贈られる。

 豊永さんは、琉球大学人文社会学部に在学中。応募時の筆名は馬熊英一としていたが改名した。当選作は5月7日発売の「群像」6月号に掲載する。

 優秀作には宮城県出身の白鳥一さん(41)の「遠くから来ました」が選ばれた。賞金は25万円。

 同文学賞は1958年から続く文芸誌「群像」による純文学の新人賞。小説部門ではこれまでに、村上龍さんや村上春樹さん、多和田葉子さん、諏訪哲史さんらが受賞している。

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