文化庁は1日、国内外で活躍が期待される若手映画監督のために新設した支援基金の第1期の対象に4人を選んだと発表した。基金は独立行政法人・日本芸術文化振興会に設置して約1億8千万円を用意。今後さらに7人を選び、計11人の映画監督を3年程度にわたって支援する。
今回は42件の応募があった。選ばれたのは、川和田恵真さん、長谷井宏紀さん、中西舞さん、太田信吾さん。企画の立案、製作から海外映画祭での滞在、宣伝まで、継続的に幅広く支援していく。
この日の会見に参加したカンヌ国際映画祭代表補佐のクリスチャン・ジュンヌさんは「全てを吸収して、自分たちのやりたいことにこだわって」とエールを送った。同席した俳優で映画監督の斉藤工さんは「とても作家性の強い方々。世界で暴れて頂けたら」と話した。(田島知樹)
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