黒木華さん、中村蒼さん、藤間爽子さん、風吹ジュンさん、草野翔吾監督が、映画「アイミタガイ」公開記念舞台あいさつに登壇しました。
この作品は作家・中條ていさんの連作短編集「アイミタガイ」を映画化。親友を失った女性を中心に思いがけない出会いが連鎖していく様子を描いた群像劇です。
この日、上映を終えたばかりの劇場には、涙を拭っている観客の姿も多く見られました。またステージ上には先行上映で寄せられた感想ボードも用意され、黒木さんは“直接感想をいただくことってないので、すごくうれしいですね”と語りました。また、周りの方々の反応について、“先に(先行上映)見てくれた方は「親友に会いたくなった」と言ってくれました”と、好反応を喜びました。
一方、共演の中村さんは、“まわりに友達がいないので、もらいたくてももらえない…”と、自虐的に語って笑わせました。そして、“でも先行上映をご覧になってSNSなどでいっぱい発信してくれているのはうれしいです”と語りました。
藤間さんは、“ロケ地について書いてくれている感想もあり、桑名で撮影していたのですが、私も空き時間に散策して場所とか空気に芝居が助けられました”と、感想を語りました。
風吹さんは、“層が厚いというか、若い方から高齢の方まで感情移入できる作りになっていて、反響の意味が分かるし、ロケ地もとっても素敵で、私もずっと記憶に残っています”と、撮影を振り返りました。
また、お勧めしたいシーンについて、黒木さんは“中学時代の2人のシーンもみずみずしくて、あとは食品サンプルのイヤリングとかあまり見られていなくて、どういうものを着けているのか見られたら楽しいかも”と語りました。すると草野監督は桑名の現地でたまたま見つけたサンプル屋だったことを明かし、藤間さんは“たまたまですか⁉私、撮休のときにたまたま見つけてフラッと入って話をしたら、そこで作っていると聞いて驚いたんですよ”と、思いがけない出会いに驚いていました。
また藤間さんは“一つに絞れない…あえて言うなら、エンディング曲”と、黒木さんがカバーした主題歌「夜明けのマイウェイ」を挙げ、“すごく素敵なので。映画見て(エンディング)途中で帰られちゃう方もいるじゃないですか。最後まで黒木さんの曲を聞いて、沁みて感じていただきたい”と訴えました。
これに黒木さんは、“恥ずかしいですよ。プロではないので、お聞き苦しいところがあったら嫌だなぁとか、ミキサーの方に上手い事やってもらっているし。でも歌詞が(自身が演じた)梓と合っていて。悲しみを乗り越えていくんだっていう前向きな歌詞がすごく良かったです”と、照れながらレコーディングを振り返りました。藤間さんは“本当にすてきで、あれを聞いた時に「あぁ、いい映画だったな」と感じたので、そこは必ず忘れないで最後まで聞いてほしい…ごめんなさい、私が何か宣伝隊長みたいなこと言っちゃって”と、念押しの大絶賛を重ね、黒木さんを恐縮させていました。
またこの日のイベントでは、共演した草笛光子さん(91)から黒木や藤間、草野監督らに宛てられた手紙がサプライズで読み上げられました。黒木さんは“現場の雰囲気づくりや、草笛さん自身も現場でどんどんアイデアを出して、より良くしようとする姿勢を私も見習わなければと思いました。それでいて作品を楽しんでいる姿に、そこを目指すべきだなと思いました”と、大先輩から多くの学びや刺激を受け取った様子でした。
【担当:芸能情報ステーション】
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