老朽化により屋根や木材に破損が生じていた、首里城の継世門櫓の修復工事が完了しました。

継世門は、1500年代の尚清王時代に築造された城内への通用門で、世継ぎの王子が王位継承の際に、この門を通って城内に入ったことが由来となっています。

門は石のアーチ状の城門の上に木造の櫓が載る構造で、2019年の大規模火災では被害はありませんでしたが、平成の復元以降、経年劣化で屋根や木材に破損が生じていました。

修復工事は2023年から進められ、櫓の土台部分の取り替えと漆の塗り替え作業がこのほど完了しました。

首里城の城壁などを所管する県教育委員会の半嶺満教育長は、「首里城の歴史的な景観を感じることができる継世門櫓をぜひ多くの人に見ていただきたい」としています。

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