堂本光一さんが主演を務める「Endless SHOCK」のファイナル公演が8日、東京・帝国劇場で開幕しました。初日を前に、行われたゲネプロでは開幕を記念して会見が行われました。
2000年11月の初演で、帝劇史上最年少座長として、当時21歳だった堂本光一さんが帝劇初出演・初主演を務めて以来、毎年上演を続け、全日程即日完売を毎公演積み重ねてきた「SHOCK」シリーズ。”Show Must Go On!”という言葉の意味を問い続けながら、エンターテイナーのコウイチとそのカンパニーが運命を駆け抜ける姿を描いたオリジナルミュージカルです。
また、光一さんは23年半を費やして、代役なしの単独主演記録1位を5月に達成し、9月の博多座公演では前人未到の2100回公演という大記録を打ち立てました。さらに、大千穐楽となる11月29日(金)は全国100館の映画館でライブビューイングが実施されます。
初日を前に光一さんは”4月5月と帝劇でやって、地方公演を経て帝劇に戻ってきて、地方公演の時は最後を意識できずにいた。それは良かったけど、帝劇に戻ってきて帝劇の稽古場で稽古をしている時にこの稽古場も最後だなって感じたり、小屋入りして場当たりすること自体も最後だなと、一つ一つひしひしと感じてきています。ゲネプロもラストですから”と、感慨深げな表情を見せました。
ただ、光一さんは”いつもステージに立つときは、初日だろうが千秋楽だろうが中日だって関係ない。意識している暇もないくらいのステージなので。今日の夜から初日が始まって、(最後は)意識できていない。いつも通りです”と笑顔を見せました。
今回の11月帝劇公演でライバル役を務める上田竜也さんは、”ひたすら11月公演の一か月間を、光一君のサポートを全力でやらせていただけたら”と決意を見せました。11月公演のライバル役は、上田さんらしさがあふれた役になっています。光一さんは”この風貌なので”と笑いながら話し、報道陣から今回の公演で「上田さんの身体に描かれているイラスト」についてツッコミが入ると上田さんは”誤解ないようにですけど、プライベート用じゃないので”と訂正。さらに光一さんが”「飯いこっか」ってなった時に、「これからプリントしに行かないといけないので」って断られた”というエピソードを話すと、上田さんは”(プリントするのに)2、3時間”と苦労を明かしました。
また、今回の公演のために振付を担当した振付師のトラヴィス・ペインとステイシー・ウィーカーがこの公演のために来日。光一さんは”稽古場に来てくれることになった時に、「稽古はしなくていいから、こっちで固めたものを見て楽しんでください」ってお見せしたら、みっちりレッスンが始まりました”と苦笑いを見せつつも”この作品において自分がステージに立つことに自信をくれた人たち。2人が改めて最後だということで来てくださったのはとても嬉しかったです。”と
最後に光一さんは作品のテーマでもある「Show Must Go On!」について改めて尋ねられると、”このストーリーの最後の「夜の海」のライバル役のタツヤのセリフで「コウイチは消えることを知りながらも走り続けている」っていうセリフがあって、死んでいなくなってしまうのに何のために走り続けているのか。「SHOCK」自体も今月で最後になるけど、「もっと良くしていこう」って千秋楽までやっていく。何のためにするのかに答えはない。幕を開けたらお客様がいること、ステージに立って後ろを振り返れば沢山の素晴らしい仲間達がいること。そして、オーケストラ、スタッフがいる。その皆さんのために「頑張ろう」が全てじゃないかなと思っています。”と自身の考えを語りました。
【担当:芸能情報ステーション】
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