長崎市で市内各地に伝わる民俗芸能を披露する長崎郷土芸能大会が開かれました。

「モッテコーイ」

モッテコーイの掛け声が会場に響き渡ります。

10日、長崎市で開かれた「長崎郷土芸能大会」は今年で47回目。

西浦上や東長崎など5地区から約370人がそれぞれの地区に伝わる奉納踊りを披露しました。

秋祭り「郷くんち」のひとつ、矢上くんちで奉納される矢上町の「コッコデショ」では、約50人の担手が太鼓山を豪快に上げ、力強い掛け声を響かせました。

観客
「初めて来ました。すばらしかったです」

長崎市の高島からは創作神楽「姫大蛇」が2023年に続いて出演しました。

姫の化身である赤と白、2匹の大蛇が躍動感たっぷりと舞い、武士と壮絶な戦いを繰り広げます。

島に住みつく大蛇を武士が退治したという伝説を基にしていて、炭坑閉山後の高島を活気づけようと作られました。

高島鼓響塾 白大蛇役 鍛治屋天さん
「練習の中で結構、失敗する技もあったんですが、練習を重ねて本番成功できたのでよかったです」

高島鼓響塾 赤大蛇役 中川浬さん
「地域の人たちと協力しながらやっていくのでその仲も深まるし」「伝統に関われるのは大切なことなので続けていきたいと思う」

出演した人たちはこれからも民俗芸能を継承するため、地区の祭りなどで披露していきたいと話していました。

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