羽生善治日本将棋連盟会長(左)から「将棋の日」表彰を受ける大和証券グループ本社の南泰介宣伝課長=東京都渋谷区の新将棋会館で2024年11月19日、丸山進撮影
羽生善治日本将棋連盟会長(左)から「将棋の日」表彰を受ける立飛ホールディングスの上保達雄広報部長=東京都渋谷区の新将棋会館で2024年11月19日、丸山進撮影

 日本将棋連盟は19日、名人戦に協賛する大和証券グループ本社と、王将戦七番勝負協賛の立飛ホールディングス(HD)をタイトル戦を支援してきたとして表彰した。将棋連盟は毎年11月17日の「将棋の日」に合わせ、将棋の普及や発展に貢献してきた団体や個人を表彰しており、竜王戦や叡王戦の主催・協賛企業なども併せて表彰した。

 大和証券グループ本社は2005年から名人戦協賛に加わり、今年で20年目を迎える。立飛HDは21年から王将戦に協賛して対局場を提供しているほか、23年には達人戦も特別協賛した。

小1の藤井名人 負けて大暴れ

 表彰者代表として、個人表彰の原科佐登己(さとみ)棋道指導員が「小学校教員を退職する年に児童と将棋を指した時に、普段見せないような真剣な表情で取り組んでくれてうれしく、退職後は将棋の普及・指導に当たってきた」とあいさつ。16年前、所属する将棋連盟支部の小中学生大会に小学1年だった藤井聡太名人(22)が参加したといい、「藤井さんは決勝で残念ながら一つ上の学年の子に負け、メチャクチャ泣いた。背中を床に付けてバタバタし、藤井さんのおばあ様に『どうしたらいいですかね』と声を掛けたら『ほっておいてください。いつものことですから』と言われて驚いた。その藤井さんは15年たったら第一人者になった」と、エピソードを披露した。【丸山進】

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