秋田市八橋地区に江戸時代から伝わる「八橋人形」の展示会が、秋田市で開かれている。会場では、絵付けして世界に一つだけの人形を作ることができる。
2025年の干支「巳」に、七福神。秋田市で20日に始まった「新生八橋人形展」では、素朴で土の温かみを感じる人形約400点が展示・販売されている。
秋田市八橋地区で江戸時代から盛んに作られてきた「八橋人形」は、2014年に最後の職人が亡くなった。伝統の継承が危ぶまれたが、技を学んだ人たちが「伝承の会」を立ち上げて人形作りに取り組んでいて、毎年この時期に新作などを集めた展示会を開いている。
会場には、人形に親しんでもらおうと絵付けの体験コーナーが設けられている。
菅原咲子アナウンサーが絵付けに挑戦。14種類の素焼きの人形から好きなものを選び、思い思いの色や模様をつけていく。プロがサポートしてくれるので、気軽に体験することができる。
作っているうちにどんどん愛着が湧いてきたという菅原アナ。その出来栄えを、八橋人形伝承の会の佐藤庸子さんは「素敵です。ピンクのヘビなんてなかなかないですもんね。かわいいです」と評価してくれた。
見て、体験して八橋人形の魅力を楽しめる展示会は、11月24日まで秋田市のココラボラトリーで開かれている。
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