大阪府堺市は、市内にある国指定の史跡「土塔」で、展示施設の壁面に落書きの被害があったと発表しました。
被害があったのは、堺市にある国指定史跡、「土塔」の盛土断面を展示する施設を囲んでいるコンクリート壁面で、およそ20平方メートルにわたって、3カ所の落書きがありました。
落書きは、黒、赤、白色のスプレー塗料によるもので、今月28日、市民が発見し、近隣の警察署に連絡したことで発覚しました。
堺市によると、被害があった場所は、終日見学が可能で、史跡の指定範囲内ではあるものの、土塔本体への被害はないということです。
堺市は、今後、警察に被害届を提出する予定です。
「土塔」は、堺出身の僧、行基が奈良時代に土を盛り上げて建立した十三重塔で、復元工事が行われ、2009年度に完成しました。
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