国の重要文化財にも指定されている福山市の神社に建物を火災などから守る新たな防災施設が完成しました。
福山市新市町にある備後一宮・吉備津神社は平安時代初めに創建したと伝えられています。
過去、数回にわたる焼失を経て1648年に初代・福山藩主の水野勝成が再建した現在の本殿は国の重要文化財に指定されています。
ことし3月には防災施設が完成し、新しく本殿を囲むように設置された4か所のポールには、炎感知器と放水銃が取り付けられ炎を検知すると自動で水が噴き出します。
先月28日の完成記念式典では、本殿への放水も披露されました。
貯水槽も新設され、放水銃や消火栓からは連続して50分以上の放水が可能だということです。
神社の追林貴之宮司は、「歴史的価値のある神社を地域のみなさんとともに守っていきたい」と話していました。
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