井山王座が2勝2敗の五分に　張九段は開幕4連敗　囲碁名人リーグ

　第49期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦（朝日新聞社主催）は11日、井山裕太王座が張栩九段に白番中押し勝ちし、星を2勝2敗の五分に戻した。張は開幕4連敗。リーグ残留に黄信号がともった。

　碁は互いに一つの陣地につき100目を超えんとする大規模な囲い合いとなったが、張は形勢我に利あらずと見たか、井山の中央の模様を消しにいった。井山はその見返りに、張の確定地のはずだった黒陣をコウ材有利を背景に強気に荒らしにいき、一気に勝負を決めた。（大出公二）

鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。