設立から30年を迎えた豊見城市ウージ染め協同組合の展示即売会「Cool Green U-ji2024」が9日、那覇市久茂地のタイムスビルで始まった。11日まで。
組合員10人の個性を反映したバッグやタペストリーはじめ、かりゆしウエアやトートバッグの組合オリジナル商品など50種以上約700点の商品が並ぶ。
ウージ(サトウキビ)の葉を煮出した緑や黄の染料で絹や木綿を染め、型染めでヤンバルクイナやバナナを表現したり、染色した糸を機にかけて織ったり。多様な技法やデザインが名刺入れや髪留めなどの小物や衣服にあしらわれている。
冬場に付く穂先で染めた薄桃色のショールは色鮮やか。近年、品種改良で穂先がないサトウキビが増えており、薄桃色の貴重さが増しているという。髙江洲晃子代表理事は「ウージ染めは爽やかな色合いが魅力。普段使いできる工芸を、日常に取り入れてほしい」と話した。
即売会は午前10時から午後7時。問い合わせは同組合、電話098(850)8454。(社会部・吉田伸)
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