映画「ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春」公開記念舞台挨拶が行われ、岩城滉一さん、宮崎美子さん、高月彩良さん、田山涼成さん、久万真路監督が登壇しました。
本作は、定年退職し、認知症の妻を看取り、人生の最期のページを意識し始めた71歳の主人公が、一歩を踏み出して様々な人と交流し 自分の人生は「いまこの瞬間も輝いているべきものである」 と気づく、希望の物語です。
舞台挨拶冒頭では、劇中で死別する、仲の良い夫婦役を演じた宮崎さんが、“(岩城さんとの)共演が短かった。もう少し夫婦を演じたかった”とボヤキ、会場を笑わせました。
撮影は2年前ということで岩城さんは、“もう2年前?自分の中では忘れてきて、「そういえば撮ったな」と言う感じ。昔の東映は撮影から1か月ちょっとで上映してたから…”と、役さながらに、ちょっととぼけて挨拶し、“自分の年齢にあった、これからも続いていく物語だったので公開を楽しみにしていました”と、公開を喜びました。
26年ぶりの主演映画には、“そんなに経った?最近は朝飯に何食ったかも覚えていないんで…”と、トボケて、“でも、年なりの役だったので演じなくて良かったし、ちょうど大腿骨を折ってしまったら、監督が「家で骨折したことにしよう」と台本も書き換えてもらいました。だから最近はスニーカーしか履きません”と白のスーツに合わせた白のスニーカー姿を披露していました。
また、本作が夫婦での老後の関係を考えるきっかけにもなったそうで、作品にちなみ、苦手を克服したエピソードについて聞かれると、“昭和生まれの男なので「男子厨房に入らず」なんですが、先日、家に人を招いたとき、女房(結城アンナさん)が大変そうだったんで、春巻きを「お手伝いしますか?」って、やってみました。女房も70歳になりますので、それぞれお手伝いしながらやってかなきゃいけない”と、仲睦まじい様子を明かし、“(映画を通して)女房が先に死んだら俺どうなるのか?ってだいぶ考えさせられました。生まれてくるのと死ぬのは決められないんで、幸せに生きていきたい”と、夫婦円満な生活を誓っていました。
【担当:芸能情報ステーション】
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