【ニューヨーク時事】米ニューヨーク・マンハッタンで11日、日本文化を発信する「ジャパンパレード」が開かれた。米紙ニューヨーク・タイムズに今年の旅行先として推奨された山口市など約100組が参加。沿道には数万人が詰め掛け、日本の伝統文化や食を堪能した。

パレードの開催は昨年に続き3回目。山口市の伊藤和貴市長が約600年の歴史を持つ山口祇園祭の衣装で登場したほか、山形県の民謡「花笠音頭」や、人気アニメ「鬼滅の刃」の舞台出演者らによるパフォーマンスなどが披露された。車いすテニスの第一人者として活躍した国枝慎吾さんも参加し、沿道の声援に応えた。

伊藤市長はパレードに先立ち報道陣の取材に応じ、「『西の京都』のテイストをしっかり発信したい」と意気込んだ。パレードを見物した南部フロリダ州在住のコリン・ライトさん(47)は「とてもよかった。異文化を理解するいい機会だ」と笑顔を見せた。

会場には、たこ焼きや北海道産の焼きホタテなど日本食を提供するコーナーも設けられた。

11日、ニューヨークで開かれたジャパンパレードで花笠音頭を披露する参加者

ジャパンパレードに参加する山口市の伊藤和貴市長(中央)=11日、ニューヨーク

11日、ニューヨークで取材に応じる山口市の伊藤和貴市長

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。