メットガラで「ずぶ濡れ」Tシャツドレスを披露したドージャ・キャット(5月6日、ニューヨーク) Andrew Kelly-REUTERS
<メットガラでドージャ・キャットが披露した奇抜衣装が、高い露出度でたびたび物議を醸すカニエ・ウェストの妻ビアンカ・センソリを彷彿させると話題に。バスタオル風ドレスは、あの家具メーカーにもネタにされるほど>
5月6日に米ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されたファッションの祭典「メットガラ」で、まるで全身ずぶ濡れのようなTシャツドレスを着用して「時間の庭」のドレスコードに合っていないと物議を醸したラッパーのドージャ・キャット。
【写真】完全シースルーで堂々ノーブラ...ドージャ・キャット「裸同然の奇抜ファッション」連発にネット騒然
ヘアジェルで濡れ感を出し、肌に布地がぴったり張り付くシンプルな白いTシャツドレスで異色のルックを披露したドージャは、アフターパーティーには完全シースルーの「裸」ファッションで登場。ほぼ裸ルックで出歩き、物議を醸すラッパーのカニエ・ウェストの妻ビアンカ・センソリを彷彿させるとの声が上がり、「ビアンカとチャネリングした」「カニエと付き合うべき」などさまざまなリアクションが寄せられている。
ドージャがアフターパーティーで着用していたのは、全身が完全に透けて見えるヴェトモンのツーピース。ヌードカラーの極小下着の上に薄手のタイツをはき、ノーブラの胸も堂々と見せる過激さで、視線を釘付けにした。
しかし、このボトムがタイツだけの大胆なルックは、ビアンカが得意とするファッションに似ていることから、「ヴェトモンを着て、ビアンカ・センソリの完璧なコスプレに挑戦」「際どさでドージャ・キャットがビアンカ・センソリに勝った」と、ネットを騒がせている。
「風呂上りスタイル」をイケアが早速ネタに
「眠れる美:ファッションの目覚め」のテーマから逸脱しているようにも見えるファッションが酷評されたドージャは、会場入りする際に白いバスタオルを体と頭に巻いたルックで登場したことでも話題を呼んでいる。どこからどう見ても風呂上りのスタイルにしか見えないが、「ドレス」と書かれた大きなタグがついており、ヴェトモンのれっきとしたバスタオル風ドレスだという。
スウェーデン発の家具メーカー「イケア」のイギリス公式SNSは、さっそくこのルックをネタにドージャをディスっている。「当社のラインアップに新たに加わった商品をご存じでしょうか。ドージャのタオルドレスを紹介します」とキャプションを添え、インスタグラムに自社のバスタオルを使ってドージャのスタイルを再現した写真を公開。タグには、「ドージャ」の名前が描かれており、「仕事が早くて、素晴らしい」「最高ね」と大きな反響を呼んでいる。
ドージャが、「ビアンカの影響を受けている」と言われるのは今回が初めてではない。このところ、サランラップで胸と下半身をぐるぐる巻きにしたようなルックでニューヨークの街を歩く姿がパパラッチされているほか、巨大な透明プラスチック袋を身に纏ったネイキッドファッションも披露し、過激さでビアンカに対抗していると話題だ。
ビアンカは全裸に透明のビニールレインコートを着用して外出したこともあるだけに、ドージャの「ビアンカ化」が止まらないとネットをざわつかせている。
[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。