空海が制作に関わったとされる、国宝「高雄曼荼羅」の生地に、貴重な染料が使われていたことが、新たにわかりました。

国宝「高雄曼荼羅)」は、およそ1200年前に、弘法大師=空海が直接製作に関わったとされ、赤紫色の綾織りの布地に金銀泥で画かれています。

宮内庁正倉院事務所が、修理の前、立てかけた際に落ちた塵などを、去年分析したところ、植物の「紫根」という貴重な染料が使われていたことが新たにわかりました。

京都国立博物館は「これだけ高価なものを使えるのは朝廷以外に考えづらく、文献にある淳和天皇の依頼で作られたことが裏付けられたのでは」と評価しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。