能や宮中の装束などを題材に、優美な日本文化を表現した人形作家で人間国宝の林駒夫(はやし・こまお)さんが15日死去したことが21日分かった。87歳。京都市出身。
歴史風俗や伝統芸能に取材した格調高い作品を制作し、1960年代から日本伝統工芸展で入選を重ねるなど活躍した。
桐の粉にのりを加えて練り固め、乾燥後に彩色するなどして仕上げる重要無形文化財「桐塑人形」の保持者(人間国宝)として、2002年に認定された。04年紫綬褒章、09年旭日小綬章。主な作品に「胡桐塑『乙御前』」など。(共同)
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