5月から丸亀市の丸亀城に泊まれる「城泊」の予約の受け付けが始まり、21日、オープニングセレモニーが行われました。1泊120万円を超える城泊の魅力とは?

丸亀城で行われたセレモニーには、丸亀市の松永市長や香川県の池田知事ら約70人が参加し、テープカットして施設の完成を祝いました。

江戸時代初期に建てられ、石垣の名城として知られる丸亀城。城泊の舞台となる「延寿閣別館」は、天守閣から見下ろせる三の丸にあります。建物は木造平屋建て、延べ床面積は120平方メートルです。

(中村香月記者)
「寝室には2つのベッドが並んでいて、一歩外に出ると、丸亀の市街地が一望できます」

延寿閣別館は、東京にあった旧丸亀藩京極家の屋敷の一部を移築したもので、市が2023年から約2億円をかけて改修工事を進めていました。

宿泊料金は1泊2日の2食付きで、2人で約126万円。丸亀城を貸し切りにして滞在することができ、殿様気分を味わえます。

城泊は5月1日から予約を受け付けていて、既に7組から問い合わせがあったということです。そのうち2組は外国人観光客で、インバウンドを含む観光客誘致の目玉として期待されます。

(丸亀市 松永恭二市長)
「(城泊を通じて)丸亀の歴史と文化を知ってもらう。それを世界に発信して丸亀に来てもらうのが一番の目的。泊まりに来てもらえたらありがたい」

宿泊は2024年7月1日からでき、市は年間30組の受け入れを目指しています。

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