16日に81歳で死去した中尾彬さんは、おしどり夫婦として知られていた。
妻で俳優の池波志乃さんは所属事務所のサイトを通じて「とても穏やかに本当に眠るように息を引き取りました」などとするコメントを発表。中尾さんは今年に入って足腰が悪くなり、旅行に向けリハビリにも励んでいたが、容体が急変したという。
池波さんは「あまりに急で、変わらない顔で逝ってしまったので、まだ志乃~と呼ばれそうな気がします。叶(かな)いますならば、中尾彬らしいね~と笑って送ってあげてくだされば幸いです」ともつづった。
中尾さんが出演した「アウトレイジ ビヨンド」で監督を務めた北野武さんは、公式サイトで「また一人、良い役者がいなくなった。大変ショックです」とのコメントを寄せた。
池波さんの全文は以下の通り。
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池波志乃です。
終活以来の中尾の遺言で、このような形を取りました。
仕事でお世話になった関係者の方々、マスコミの皆様、親しい友人の方々、応援してくださった皆様に、託された私から、お詫(わ)びとご報告申し上げます。
今年に入って足腰が悪く体力も落ちて、医師の訪問を受けながら、本人の意思により、自宅でゆっくり休んでおりました。時には取材や、足腰をかばっての仕事もやらせていただき、本人は元気で12月の旅行に向けて、頑張ってリハビリをしていたくらいでしたが、15日に容態が急変し、16日の夜中に自宅で私と二人の時に、とても穏やかに本当に眠るように息を引き取りました。
あまりに急で、変わらない顔で逝ってしまったので、まだ志乃~と呼ばれそうな気がします。叶(かな)いますならば、中尾彬らしいね~と笑って送ってあげてくだされば幸いです。
長い間、本当にありがとうございました。
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