上山市にある斎藤茂吉記念館では、全国での旅を通じて茂吉が目にした景色と、そこで詠んだ短歌を紹介する特別展が開かれている。

「旅する斎藤茂吉」と題したこの特別展では、上山市出身の歌人・斎藤茂吉が旅先で感じた思いを知ることが出来る。斎藤茂吉は、1882年、農家の三男として、現在の上山市である金瓶村で生まれた。学業と芸術、どちらにも長けていた茂吉は、精神科医として働く傍ら、日本全国を旅していて、そこで目にした景色や感じた思いを短歌や随筆として記している。特別展では、北海道・東北から九州まで、茂吉が訪れた場所で詠んだ短歌はもちろん、自作の絵画なども展示されていて自然を愛した茂吉の豊かな感性が感じ取れる。

(大阪から)
「本当に、美しい自然に生まれた短歌。色々な才能がある」
(大阪から)
「斎藤茂吉先生の万葉秀歌を学生の時に読んだ記憶がある。大したものだと思った」
(斎藤茂吉記念館学芸員・佐藤結子さん)
「(斎藤茂吉は)自然にとても親しんだ方なので、短歌にもそれが詠まれていることが多いところが魅力。茂吉が実際に目にした光景をご覧いただきながら、旅の計画を練ると楽しんでいただけると思う」

この特別展は、8月末まで開かれている。

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