アトランタ・ドリームとのプレシーズンマッチに出場したインディアナ・フィーバーのケイトリン・クラーク(5月9日、インディアナポリス) Grace Hollars-USA TODAY Sports via Reuters Connect

<WNBA大物ルーキーのケイトリン・クラークを支持するレブロン・ジェームズ。その言葉には経験者だからこその重みが>

レブロン・ジェームズがケイトリン・クラークに共感を寄せている。

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2024年のWNBAドラフトで全体1位使命を受けたクラークは、女子バスケットボールに対する人々の見方を一人で一変させ、スポットライトを浴びている。

 

クラークはWNBAでまだ5試合しか出場していないが、彼女がもたらした視聴率や人気はこれまでのリーグでは見られなかったものだ。クラークがこのスポーツにもたらした影響については誰もが称賛すべきところだが、彼女は膨大な量の批判も受けている。

ジェームズはこの事態を嘆いている。JJ・レディックと自身のポッドキャスト番組「マインド・ザ・ゲーム」で、ジェームズはクラークに向けられる不敬について多くを語った。

「彼女がこのスポーツにもたらしているもので僕が気に入っているのは、もっとたくさんの人が(プレーや試合を)観たくなり、より多くの人がチャンネルを合わせたくなっているということだ」とジェームズは述べる。

「誤解しないでほしい。ケイトリン・クラークのおかげで、これからWNBAにはたくさんの素晴らしいことが起こるだろう。でも彼女自身としては、言われていることに巻き込まれるべきではない。ただ突き進んで、楽しんでほしい」

ジェームズには現在19歳の息子がいる。彼はNBAを目指しており、ブロニー・ジェームズはこの過程で批判の的となっている。ジェームズは息子に向けられる注目とWNBAのスターに向けられるそれに多くの共通点を感じているようだ。

「今の私はちょうどこの状態なんだ。息子が19歳で夢を追いかけているだけなのに、たくさんの敵意と憎しみを向けられているのを見ているから」とジェームズは語る。「プロスポーツでプレーするという夢を実現できる人間は本当に少数だ。なのに、いい年した大人たちがそれを阻止しようと何でもする。本当に奇妙なことだけどそういうものなんだ。ケイトリンがとても賢い選手であることを嬉しく思う」

クラークは批判に屈せず最初の5試合で素晴らしい成績を収めている。22歳の彼女は1試合平均17.8得点、4.6リバウンド、5.8アシストを記録し、すでにファンにとって印象的な瞬間をいくつも提供している。(※日本版編集部にて最新の試合の記録を反映しています)

フィーバーは0勝5敗だが、ドラフトからわずか1カ月で連携を図ろうとする若いチームだ。彼らは最近の試合で進歩の兆しを見せ、コネチカット・サンとの試合ではクラークが足首を負傷しながらもコートに戻ってきた。

多くの批判にさらされるクラークだが、少なくとも彼女にはジェームズという大ファンがいて彼女もそれを知っている。

 

2003年のNBAドラフトで全体1位指名されたジェームズは、リーグ入りの瞬間から最高の期待を背負っていた。21年経った今もその期待は消えていない。批判も同様にだ。

ジェームズはクラークが直面している状況を完全に理解しており、彼女にそれを乗り越えて成功してほしいと願っている。

「僕はケイトリンを応援している。僕もその席に座ったことがあるからだ。その道を歩いたことがあるからだ」とジェームズは言う。「彼女が成功することを願っている」

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