越前町内にある小学校で24日、親子登山が行われ、児童と保護者らが校区に残る歴史的建造物を訪ねました。
越前町織田地区にある萩野小学校で行われたのは「おしょりん登山」です。眼鏡産業の始まりを描いた映画「おしょりん」の眼鏡工場として、荻野小笈松(おいまつ)分校跡が撮影場所に利用されたことをきっかけに、小学校から分校跡地まで歩いて登る活動を2023年から始めました。
2回目の今回はPTA親子活動として実施し、全校児童47人と教員、保護者らが片道約5キロの道のりを歩きました。参加者らは「おしょりんで見た風景を子供と共有したい」などと話しながら登山を楽しんでいました。
2025年度末で学校再編が予定されている荻野小学校。この登山は学校での思い出の一つにしてほしいという願いも込められています。参加者からも「学校がなくなるということで、みんなで萩野地区をめぐるのはいいこと」という声が聞かれました。
出発してから約2時間で荻野小笈松分校跡に到着。参加者は「みんなで歩いて苦労して登って、達成感がある」「観光客が増えてもっと発展したらうれしい」と話し、地元の歴史スポットや自然を全身で感じているようでした。
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