北九州市在住の漫画家、陸奥A子さんが塾長を務める小中学生のための漫画・絵本塾が26日、小倉北区の北九州市漫画ミュージアムで始まった。講座は全5回。初回のこの日は男女7人が参加し、陸奥さんは「夢や目標に向かって頑張ってください」と激励の言葉を贈った。
陸奥さんは、1970~80年代に少女漫画雑誌「りぼん」で等身大の日本人の女の子を可愛らしく描き「乙女チック」ブームを巻き起こした。
北九州市は陸奥さんの他にも、松本零士さんやわたせせいぞうさんら大勢の漫画家を輩出する「漫画の街」と呼ばれており、漫画制作会社「COLT」(小倉北区)が漫画文化を子どもたちに継承し、夢を持つきっかけにしてほしいと企画した。
講座は漫画コースと絵本コースに分かれて実施し、北九州市を拠点とする漫画家のタネオマコトさんと、絵本作家の内田万寿美さんが講師を務める。初回は絵を際立たせる集中線の描き方や好きな物から物語の主人公を考える方法などを学んだ。参加した八幡西区の中学2年、宮田はなさん(14)は「初めて知ることがあって楽しかった」と話した。
講座は2回目からの参加も可能。対象は小学3年~中学3年で、参加無料。問い合わせはCOLT(093・383・8012)。【井土映美】
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