報道陣の質問に答える立憲民主党の岡田克也幹事長=国会内で

立憲民主党は27日の執行役員会で、党幹部の政治資金パーティー開催を当面自粛することを確認した。立民は、政治資金パーティーを禁止する政治資金規正法改正案を衆院に提出したにもかかわらず複数の幹部のパーティー開催予定が判明し、党内外から整合性を疑問視する声が上がっていた。 岡田克也幹事長は報道陣に、「国民の中にも疑念がある中で、党としての方針を示した」と説明した。岡田氏自身も27日に大阪市でパーティーを開く予定だったが、中止を決めている。 岡田氏によると、執行役員会では、法案を審議している最中のパーティー開催は「国民の理解が得られない」との認識で一致。「法案の見通しがつくまで」、幹部の開催を見合わせることにした。 幹部以外の党所属議員の対応については、「執行役員会の決定を受けて、それぞれが判断していただくということだ」と述べた。 立民幹部では、大串博志選対委員長も6月17日に東京都内でパーティーを企画していたが、中止を発表した。(佐藤裕介)


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