政府は、27日午後10時46分にJアラート(全国瞬時警報システム)で、「北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられる」として、沖縄県を対象に避難を呼びかけ、その後、避難の呼びかけを解除した。

日本政府の対応について、最新情報を国会記者会館からフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えする。

政府では警戒を強めていた中での発射で、緊急参集チームのメンバーが28日午前0時現在も官邸で対応に当たっている。

そして先ほど、林官房長官が臨時の記者会見を行った。

林官房長官「北朝鮮は本日、北朝鮮北西部沿岸地域の東倉里(トンチャンリ)地区から、衛星打ち上げを目的とする弾道ミサイル技術を使用した発射を強行したが、黄海上空で焼失し宇宙空間への何らかの物体の投入はされていないものと推定をしております」

また北朝鮮に対し、北京の大使館ルートで厳重に抗議し、強く非難したことを明らかにした。

岸田首相は現在、官邸に隣接する公邸で秘書官から報告を受けるなどしていて、引き続き公邸内から対応に当たる予定。

また、関係閣僚によるNSC(国家安全保障会議)は開かない見通し。

政府内では発射は失敗したとの見方が広がっていて、何らかの技術的なトラブルがあった可能性があるとみて原因の分析を進めている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。