東京都知事選挙に立候補する意向を表明している立憲民主党の蓮舫参院議員が29日、同党の参院議員らに対して決意を述べるとともに「身をすり切るほどの応援」を呼びかけた。

蓮舫氏は27日に記者会見を開き、7月に行われる都知事選に立候補する意向を表明している。

29日に開かれた立憲の参院議員総会では、蓮舫氏が同僚議員らを前に挨拶。

冒頭、「貴重な総会の時間をいただけたことを執行部に感謝申し上げます」と述べてから「こんなに謙虚な私は久しぶり」と笑った。

蓮舫氏は、東京都知事選挙に立候補することを伝え、「20年間、国会で与党の時も野党の時も行政改革に力を入れた」として、「納税者の気持ちに寄り添う、一円も無駄にしない、絶対に許さない思い」を強調した。

その上で、「今、起きてる“裏金議員”あるいは新たに発覚している“マネロン疑惑”それに全く追いつかない自民党の(政治資金規正法改正の)法案に公明党が賛成をする方向、怒りしか覚えない」と述べた。

さらに、「東京都でも政治とカネ、古い政治に決別をすると言って8年前に登場した人が、今や政治と金まみれの自民党に寄り添っている。絶対に許せないと思った」と小池知事を批判。

そして、「東京から政治改革。納税者、都民、国民に寄り添った知事に私はなる」と決意を述べた。

蓮舫氏は、「みなさんは身をすり切るほど私を応援してください。私の支援は全部チェックをさせていただきます」とジョークを交え、「ともに頑張りましょうと」と締めくくった。

都知事選には、現職の小池知事が近く出馬を表明する見通しで、広島・安芸高田市の石丸伸二市長、元航空幕僚長の田母神俊雄氏ら20人以上が立候補の意向を表明している。

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