岸田文雄首相(自民党総裁)は30日、都内で民間団体「ニューレジリエンスフォーラム」の集会に出席し早期の憲法改正に意欲を示した。「社会が大きく変化し改憲がますます先送りのできない重要な課題となっている。選択肢を示すのは政治の責任だ」と訴えた。

「党として発議に向けた具体的な議論が前に進むよう全力で取り組む」とも強調した。首相は9月の総裁任期満了までの改憲実現を掲げている。

同団体は日本製鉄の三村明夫名誉会長が会長を務め、日本医師会の横倉義武名誉会長も共同代表に名を連ねる。4月には緊急事態条項の創設などの条文案を策定し、首相に提言を提出した。

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