政府は、小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」の原料を使ったサプリメントをめぐる問題を受けて、関係閣僚会合を開き、健康被害の報告の義務化を柱とする再発防止策を取りまとめた。
林官房長官「(紅麹による健康被害は)食の安全や機能性表示食品の信頼に関わる重大な問題。行政への速やかな情報提供を義務化いたします」
政府は、紅麹のような機能性表示食品による健康被害の再発防止策として、被害が発生した場合、因果関係が不明でも、速やかに消費者庁や都道府県などに情報提供することを事業者に義務づける。
また、機能性表示を行うサプリメントの品質確保のため、事業者が自主点検するほか、消費者庁が立ち入り検査などを行う。
さらに、事業者が必要な情報を公表しない場合には、機能性表示を行わないよう指示・命令できるようにする。
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