名古屋市立小学校の部活動で、研修を受けていない指導員が派遣されるなどの問題が複数確認され、市が委託先の業者に90件の指導をしていたことがわかりました。

 名古屋市立小学校では、教員の働き方改革の一環として、部活動の指導を民間に委託する事業を2020年から導入しています。

 2024年4月から、名東区や天白区など8つの区で委託先の業者が変更されましたが、その業者が研修を受けていない指導員を派遣していた事案などが複数確認され、市がこれまでに90件の改善指導をしていたことが市への取材で分かりました。

 市には、学校や保護者などから「来るはずの指導者が来ない」「研修を受けていない指導者がいる」といった苦情が相次いでいたということです。

 委託先業者・技研サービスは、市に対し「派遣した指導員は、競技経験もあって指導ができると思った」などと説明していて、現在人員を増やすなどの対応をしているということです。

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