名古屋市立小学校の部活動で、指導を委託した業者が研修を受けていない指導員を派遣するなど、ずさんな対応をしていたことが明らかになりました。市は委託先の業者に90件の指導をしました。

 関係者への取材で、保護者からは「部活動の指導に毎回、違う指導員が来る」「音楽の器楽で来た補助の指導員が音楽の指導ができない人で、ただ見ているだけだった」などの情報が寄せられているということです。

 また、応援で来た指導員が指導をせず、パソコンで別の仕事をしていたというケースもあったといいます。

 今回問題となっているのは、岐阜県岐阜市に本社を置く「技研サービス」で、2024年4月から、新たに委託先になりました。

 委託先を変更した理由について名古屋市教育委員会の担当者は「委託先を決める時にはプランや金額などの提案内容を点数化して審査をしていて、技研サービスはコスト面で大きなアドバンテージがあった」としています。

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