台風にヤキモキ続く

 今週、沖縄県内では相次いで台風や熱帯低気圧が発生し、天気模様にヤキモキした1週間でした。台風1号となる熱帯低気圧がフィリピン・ミンダナオ島東側の海上に確認されたのが24日。陸の上を北上したため、なかなか台風に発達せず沖縄への影響がどうなるのかと、気象情報とのにらめっこが続きました。

 熱帯低気圧は26日に台風1号となり、29日午後に大東島地方に接近。気象予報士の崎濱綾子さんはこちらのエキスパートEye で、5月に南大東島へ台風が接近するのは2008年以来、16年ぶりと解説していました。ちなみに、5月に台風1号が発生するのは4年ぶりだそうです。

<5月に台風1号が発生> 5月に台風1号が発生するのは2020年以来となります。また、台風1号の発生の記録としては、台風の統計のある1951年以降で過去7番目に発生が遅くなりました。

台風2号も発生 警戒続く

 大東島地方での大きな被害も確認されず、安心したのもつかの間。30日には熱帯低気圧が南シナ海に発生し、31日午後3時、台風2号となりました。台風2号は熱帯低気圧になる見込みですが、梅雨前線も影響して沖縄地方に大雨が降る恐れもあります。気象庁やメディアの最新情報と合わせて、ぜひ崎濱さんのコラムをチェックしてみてください。

キングスの熱戦に県民沸く

 プロバスケットボールBリーグ1部のチャンピオンシップ決勝もありました。琉球ゴールデンキングスは連覇まであと一歩のところで広島ドラゴンフライズに敗れましたが、「団結の力」を合言葉に最後まで戦う選手たちの姿、両チームの素晴らしい熱戦に大きな感動をもらいました。改めて、キングスの皆さん、感動をありがとうございました! 広島の皆さん、初優勝おめでとうございます!

 キングスの熱戦を観戦中に、ふと湧いた疑問。「なんで横浜アリーナでやってるんだろう」。沖縄・広島どちらのチームにとっても、移動やホテル滞在で疲れるし、お金もかかる。地元でやったほうがチームにもファンにもうれしいし、経済効果も波及させられるのでは? そんな疑問にBリーグ側が答えた記事が、最終決戦を前に非常に読まれました。多くの方が疑問に思っていたようで、「私もずっと疑問だった」「面白かった! 納得できました」など多くの反響が寄せられました。

 取材を申し込んだのが決勝第2戦目が終わった26日の夕方。なんと27日夕方にはBリーグの増田匡彦常務理事が取材に答えてくれました。迅速かつ丁寧に対応していただいた増田常務理事、調整していただいた広報の方々に改めて感謝申し上げます。2026~27年シーズンには、ホーム&アウェー形式での決勝戦が予定されています。ファイナル進出常連のキングスなら、きっと沖縄アリーナでのファイナル開催を実現してくれるはずです。

選手にも読んでほしい1本

 Bリーグの今シーズン全日程が終わり、キングスロスになっていたファンの心に染みた、こちらの1本も話題になりました。

 X(旧ツイッター)の投稿には「泣ける」「選手に読んでほしい」などの共感が。取材した豊島鉄博記者は「別の取材後にミーハーでパブリックビューイングに寄っただけなんですが、みんな話しながら見ている中で、ずっと手すりに手をかけて、一人前のめりでじっと見ているから気になって声をかけてみたんです」と、取材のきっかけを話してくれました。キングスの選手にも届いてほしい1本です。

県議選7日に告示へ

 5月も終わり、きょうから6月。来週7日には沖縄県議会議員選挙が告示され、いよいよ各地で選挙活動が本格的に始まります。地域の未来、沖縄の将来のために考え、県民の意思を示す重要な選挙。沖縄タイムス+プラスではウェブの特設ページで候補者の公約を手厚く紹介していきます。

 

 ぜひ引き続き、沖縄タイムスのニュースをご愛読ください。それでは、今週はこの辺で。今週のデジ編チョイスは川野百合子が担当しました。

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