酒田市は、市が指定する「津波避難ビル」に備蓄食料などを置くための費用54万円を含む、約4億6800万円の補正予算案を市議会に提出した。

酒田市は、市内6カ所に24時間受け入れができる民間の「津波避難ビル」を指定しているが、元日の能登半島地震の際に、毛布や食糧などの備蓄がなく、避難した住民が警報の解除前に帰宅する事態となった。

これを受け、市は6カ所のビルに水や非常食・毛布の代わりの断熱アルミシートなど計800人分の備蓄を置くことを決め、4日に始まった定例の市議会に、購入費用54万円を含む補正予算案を提出した。

補正予算案の総額は約4億6800万円。
この中には、旧松山中学校の体育館を新たなスケートリンクとして整備するための本校舎の解体費など2億3300万円も含まれている。

定例市議会は5月18日までで、備蓄に関して市は予算案が可決された後、ビルの所有者などと話し合いながら配備していく方針。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。