東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に無所属での立候補を表明している立憲民主党の蓮舫参院議員は6日、共産党の支援を受けることに批判的な連合や国民民主党との連携をどう考えるかと国会内で報道陣に問われたが、「基本的に無所属で臨みますので、オール東京で私を支援してくださる方をお1人でも多く募らせていただきたい」とかわした。(三輪喜人、宮尾幹成)

蓮舫参院議員

蓮舫氏は5月27日、立憲民主や共産、市民団体などでつくる選定委員会から推される形で出馬表明した。共産の田村智子委員長は、蓮舫氏を「全力で応援する」と話している。 これに対し、連合の芳野友子会長は「連合は共産党とは考え方が全く違う。そこの考え方を再度、立憲民主党には申し上げることになる」と指摘。3選出馬が確実視されている小池百合子都知事については「全体的に連合東京の政策に理解をいただき、評価できる」と語っている。 また、国民民主の榛葉賀津也幹事長は「共産党と堂々と連携する人は応援できない。共産党と連携する人が東京の知事では困る」と述べ、共産を含む共闘に加わるのは難しいとの認識を示している。

◆立民・岡田幹事長「連合は自民べったりの都政を認めるのか」

立憲民主の岡田克也幹事長は4日の記者会見で、連合の芳野会長の発言について「今の自民党べったりの都政を認めるのですかと、お伺いしたい」と苦言を呈した。国民民主の対応に関しては「他党のことは他党が判断することなので、とやかく言うつもりはない」と答えるにとどめた。 岡田幹事長は、小池都政について「一番の問題は公約が果たされていないこと。自民党、特に都議会の『伏魔殿』をきちんとすると言われていたにも関わらず、今や自民党と二人三脚になっている」と強調。「今の小池都政をそのまま続けさせるわけにはいかない。蓮舫さんにはぜひ勝っていただきたい」と述べた。


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