政府は7日、サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の法整備に関する有識者会議の初会合を開く。憲法の「通信の秘密」や現行法との整合性を整理する。秋に予定する臨時国会で関連法案の提出をめざす。

有識者会議は河野太郎デジタル相のもとに設置する。佐々江賢一郎元駐米大使やサイバー対策の実務者、情報法が専門の学者らが参加する。

能動的サイバー防御は国が平時から通信を監視し、基幹インフラへの攻撃などの兆候を探る。兆候段階で相手のシステムに入り無害化する。すでに米国や英国、ドイツなど同盟国・同志国の多くが取り入れる。

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