政府は6日、デジタル行財政改革会議(議長・岸田文雄首相)を首相官邸で開き、経済財政運営の基本指針「骨太の方針」取りまとめに向けて議論した。河野太郎デジタル相は自動運転導入の工程表を提示。2025~26年度を「先行的事業化ステージ」と位置付け、「ロボタクシー」などの事業化を目指す方針を示した。

工程表では24年度は「総括的事業実証ステージ」、27年度以降は「本格的事業化ステージ」とする。本格的事業化ステージでは自動運転バスなどのサービス開始を想定している。

河野氏はまた、自動運転下で交通事故が起きた場合の責任を明確化するため、事故調査機関の設置が必要だとの見解も示した。

デジタル行財政改革会議で発言する岸田文雄首相(左から2人目)=6日午後、首相官邸

デジタル行財政改革会議で発言する岸田文雄首相=6日午後、首相官邸

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