所信表明した東京都議会本会議終了後、取材対応に臨む小池百合子都知事=東京都新宿区で2024年5月29日午後1時54分、新宮巳美撮影

 東京都の小池百合子知事(71)は都議会定例会最終日の12日、都知事選(20日告示、7月7日投開票)に3選を目指して立候補することを正式表明する。議会運営委員会は11日、本会議で小池氏が発言することを了承した。

 自民党、公明党と地域政党「都民ファーストの会」は小池氏を支援する方針。公明党の石井啓一幹事長は11日のニッポン放送ラジオ番組で、小池氏が政党の推薦を求めずに立候補する場合でも「自主的に支援する」と述べた。

 これに対し、立憲民主、共産、社民各党は無所属での立候補を表明した蓮舫参院議員(56)の支援を決めており、選挙戦は与野党対決の構図が軸となりそうだ。

 複数の関係者によると、小池氏は当初、定例会開会日の5月29日に表明する方針だった。直前に蓮舫氏が「自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする」と立候補に名乗りを上げたことから見送り、出馬表明の時期を慎重に探っていたとみられる。

 都知事選にはこのほか、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)や元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)ら40人以上が立候補の意向を表明している。【深津誠】

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