岐阜県池田町の前町長が、町が発注した工事の入札情報を漏らしたとして逮捕された事件で、前町長から情報を得た大垣市の業者が、工事を落札していたことがわかりました。
池田町の町長だった岡崎和夫容疑者(76)は2022年7月、町立保育園のエアコン設置工事の指名競争入札をめぐり、業者に対し入札に参加するほかの業者名を漏らした官製談合防止法違反などの疑いで、6月12日午前、送検されました。
その後の捜査関係者への取材で、岡崎容疑者から情報を得た大垣市内の業者が工事を落札していたことがわかりました。
関係者によりますと、この業者の社長は岡崎容疑者と個人的に親しく、役場にも頻繁に出入りしていたということです。
警察は岡崎容疑者の認否を明らかにしていませんが、落札の最低価格も漏らした可能性もあるとみて調べています。
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