身寄りのない2人の遺体を放置した名古屋市昭和区の男性職員が、懲戒処分を受けました。

 名古屋市の昭和区役所総務課に勤める40代の男性主事は、2021年に死亡した90代の女性など身寄りのない2人の遺体について、葬儀業者に一時保管を依頼したまま、火葬の手続きなどをしていませんでした。

 男性主事は葬儀業者から複数回連絡を受けていましたが、2年以上にわたり遺体を放置していて、市は6月12日付けで減給10分の1、6カ月の懲戒処分としました。

 男性主事は2022年2月にも身寄りのない5人の遺体を放置していたとして戒告処分を受けていて、「事務処理が立て込んで失念してしまった」などと説明しているということです。

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