兵庫県の斎藤知事は、副知事が辞職と引き換えに、百条委員会の設置を考え直すよう、依頼したことについて「業務の範囲内」だったとの認識を示しました。

ことし3月、兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ行為などを告発する文書が配布されましたが、県は内部調査の結果、「事実無根」だとして、当時の西播磨県民局長(60)を停職3カ月の懲戒処分にしました。

一部の議員は、調査権を持つ百条委員会の設置を求めていて、10日の議会では、片山安孝副知事が、自身の辞職と引き換えに設置を考え直すよう、自民の幹部に依頼したことが明らかになりました。

【斎藤元彦知事】「議会と調整するのが、特別職である副知事の一つの役割。議会側に介入するとか、そういったことではなかったという趣旨ですので、一定の業務の範囲内で副知事がやったと(受け止めている)」

百条委員会の設置は、13日の本会議に提案され、賛成多数で可決される見込みです。

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