東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)に3選を目指して立候補を表明している小池百合子知事は14日の定例記者会見で、自民党の支援方針について「自民党の議員が支援する動きは大変心強い」と述べた。

定例会見する小池百合子知事

 小池氏に対しては、自民のほか公明党、小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会が支援する。ただ、国政で自民が裏金問題の逆風にさらされる中、出馬表明している蓮舫参院議員が自民と小池氏を重ねて批判する戦略を展開。小池氏周辺からは自民支援について「マイナスしかない」との声も上がっていた。  小池氏は会見で、都知事選を「国政の与野党対決」とする見方について「あまり国政を持ち込むと都民は戸惑われるのでは」と指摘し、蓮舫氏をけん制した。また、2020年の前回知事選に引き続き連合東京の支援を受けることも明らかにした。  一方、小池氏は知事選に向けた支援の受け皿として、政治団体「東京をもっと!よくする会」を設立。告示日に選挙期間中に政治活動ができる「確認団体」として登録する。確認団体は、候補者名を出さない確認団体ビラ配布などの活動が可能という。  「確認団体」について小池氏は「選挙の中の常識」として通常の手続きの一環と説明。「都民一人一人のサポートをもらえればということで活動していきたい」とも述べた。(渡辺真由子) 

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