イタリアで行われているG7サミット(主要7カ国首脳会議)は、2日目の協議で“威圧的な行動をとる中国”などがテーマとなった。
岸田首相に同行しているフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えする。
欧米の関心事が色濃く反映されていたこれまでの協議に対し、日本が重視する「インド太平洋」の協議では、岸田首相がリードスピーカーを務め、結束を呼びかけた。
岸田首相は「インド太平洋と経済安全保障は、G7が国際社会をリードし続ける上で“戦略的に重要”である」と指摘し、「インド太平洋とヨーロッパの安全保障は“不可分一体”だ」として、連携を深めるよう呼びかけた。
G7首脳は、中国を巡る諸課題への対応などでの緊密な連携を確認し、経済安全保障の分野でも、過剰生産や経済的威圧といった中国が引き起こしている問題に対し協力することで一致した。
また岸田首相は、5分ほどの立ち話だが、アメリカのバイデン大統領と日米の連携を確認している。
一方、生成AI(人工知能)についての協議には、ローマ教皇が初めて参加し演説を行った。
サミットはこの後、閉会式が行われ、首脳宣言が採択される予定。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。