立憲民主党の泉健太代表は16日、東京都江東区で衆院東京15区補選の新人候補の応援演説で「この東京15区、有名人を選ぶ戦いなんでしょうか」と訴えた。東京15区では午前の時点で計9人が立候補を届け出る混戦となっているが、泉氏の発言は小池百合子都知事らが擁立を主導した作家の乙武洋匡氏が念頭にあるとみられる。
泉氏は東京15区について「乱立といっていい」とした上で「いくら有名であってもですよ。その人が与党か野党かはっきりしないようでは、国会に行ってどんな立場になるんですか。何をするというんですか。そういう選び方をするんじゃない」と主張した。
乙武氏は小池氏が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が国政進出に向け設立した政治団体「ファーストの会」が擁立した。一方、東京15区では2019年の参院選比例代表で立憲から当選した元総合格闘家の須藤元気氏も無所属で立候補(参院議員は自動失職)している。【源馬のぞみ】
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