広島高速5号線・二葉山トンネルの工事について専門家で構成する委員会が「掘削工事完了後も1年間は地表面の沈下量を計測する」と決定したことを受け、広島高速道路公社はきょう住民説明会を開きました。
住民説明会はトンネルを掘るシールドマシンが先月24日に通過した牛田地区を対象に開かれおよそ20人が出席しました。
説明会では公社側から掘削工事完了後から1年間は月に1度、地表面の沈下を調べるために計測を行い、沈下が収束したと判断した後も10年程度は地盤沈下の有無を調査する方針が示されました。
一方、住民側は地盤沈下による周辺家屋への影響も調べるよう訴えました。
【二葉山トンネル建設に反対する牛田東3丁目の会 棚谷彰代表】
「(牛田地区の)工事は終わりましたがあとから(家の被害が)出ています。
さらに収束しているかどうかの判断をそれぞれの家でして欲しい」
また、公社は掘削工事と因果関係がある被害が確認された場合は補償を行う方針を明らかにしました。
広島高速5号線・二葉山トンネルの掘削工事を巡っては当初の予定より大幅に遅れ、2026年上期に完了する見込みです。
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