16日に投開票された沖縄県議選(定数48)は、玉城デニー知事を支持する県政与党が20議席にとどまり大敗した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を公約とする玉城氏は、今後厳しい県政運営を強いられる。

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 政党別の当選者は、県政野党は自民20、公明4、維新2、無所属2。自公は公認候補が全員当選した。一方、県政与党は、共産4、地域政党の沖縄社会大衆3、立憲民主2、社民2、無所属9。共産は3議席、立憲は2議席それぞれ減らした。

 玉城氏は17日未明、記者団の取材に応じ、結果について「厳粛に受け止める」と硬い表情で語った。今後の辺野古問題への対応については「辺野古移設反対は揺るぎない。ただ、(反対のための)予算を伴う議案は非常に厳しい状況も予想される。真摯(しんし)に誠実に説明をし、理解を求めていきたい」と述べた。(上地一姫、小野太郎)

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